moguの北海道

10 小樽の海


I 小樽の海     2015・7・8(水)
 抜けるような青空、ひんやりした空気、こんな日は絶好のお出かけ日和。
 「海が見たい)とのばったんの希望で小樽行きが決まった。
 朝の家事を早々に切り上げ、8時40分には出発、小樽に直行した。目指すは毛無山展望所。
 ここは赤井川村に抜ける国道393号沿い、小樽の街を見渡すビューポイントだ。


 予想していたとはいえ、毛無山展望所からの風景はやはり圧倒的だ。紺碧の海、小樽の港、遠く右手に雄冬岬が霞んでも見える。しばし小樽の海に酔いしれた。
 小樽といえば・・・花園団子。 納得の眺望だったので、とりあえず休憩を・・と築港の新倉屋へと向った。
                  
                       途中立ち寄った小樽の港

 新倉屋は創業120年の老舗 お茶もいただき満足しました。 

 観光の人々であふれている小樽運河界隈はパスし、にしん漁で栄えた祝津を目指す。
    
       祝津漁港から鰊御殿、日和山灯台を見る。

     
   抜けるような青空、紺碧の海、遠く増毛の山並み、高島岬

 祝津の高台からは、日和山灯台越しに大海原、小樽の街やはるか札幌のビル街も遠望でき、いつも訪れるスポットなのだ。

        
 祝津パノラマ展望台で小樽の海を満喫した後 近くオタモイ海岸に立ち寄ってみた。
 オタモイ海岸には曲がりくねった細い道をやっとの思いで下ると駐車スペースだけがある広場に着く。
 その昔、昭和初期の小樽の繁栄時代には、一日数千の人でにぎわった龍宮閣、夢の里オタモイ遊園地の跡なのだ。
        

 時代は変わり客足は遠のき さらに火災で全焼し栄華の夢は消えた。

 今は落石や崖崩れで、この広場から先は通行止めとなっているが、祭られているオタモイ地蔵を参詣する人がいるとのことだった・
 岸壁に建てられた龍宮閣 今はわずかに竜門だけが残る。
帰途は定山渓に抜け、豊羽鉱山に向かった。

      
          「野いちご」がそろそろ採り頃なのだ。
 しかし、思いのほか果実は少なく期待したほどの収穫にはならなかったが、翌朝のテーブルに、彩りを添えた。