moguの北海道

27　藻岩山夜景

藻岩山夜景　　　　　2015・11・6（金）

　親しくしている甥夫妻(とは言っても齢も近く兄弟のよう)が仙台に転居することとなり、藻岩山頂上で食事会を開いた。
　二人は50年ほど前のまだ20代の頃、ワインの勉強の志を持って裸一貫でアメリカへ渡った。
　4年前に両親の看病のため、サンフランシスコから滝川市へ帰国していたのだ。
　3年前に母親、今年父親が他界し息子としての役割を終えた。
　そして・・再びアメリカへ渡るため仙台を本拠地と選び、故郷を去ることになったのだ。
　藻岩山は537メートルしかない低山だが、中心部に隣接しており山歩きや冬のナイタースキーなど、市民にとっては最も身近な憩いの山だ。

　　　　　　　　　　　　　　　　西岡からの藻岩山
　わが家のある西岡からはその姿が良く見える。子供がまだ小さいころ、夕涼みを兼ね車で夜景見物などをしたものだ。
　藻岩山からは街の全体を遮るものなしで見渡せる。今年日本の三大夜景に選定されたこともあり、久しぶりにすばらしい夜景を堪能することにしたのだ。

　　　　　　　　　　　　ロープウェイより


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レストラン「ザ・ジュェルス」にて
　ロープウェイも一新され、頂上の展望台も素敵になった。
　蝦夷鹿の肉も初めて味わった。
　若さに任せ飛び込んだアメリカ、仕事も家もすべてを投げて両親の為に帰国、ワイン談義
　そして再びアメリカへの準備等々・・・・・　たのしいひと時だった。
　のんびりとした田舎の空気を好む保守派の我々、新しいものに興味を持ち、チャレンジ精神旺盛な都会派のお二人、肌合いは違うものの、呼吸はぴったりだった。
　幸せを願う。