25 向洞爺(むこうとうや)
向洞爺(むこうとうや) 15・10・28
久しぶりに暖かい日差し、ぶらりとドライブに出た。向かう先は洞爺湖。
洞爺湖に近づくと、「水の駅洞爺」の標識が目に入った。名前がユニークなのでとにかく立寄ってみることになった。
そこは向洞爺。湖のそばに水の駅はあった。
湖畔に立つと手作り風の桟橋、ゆったりとした中の島、遠く対岸には温泉地と有珠の山。
綺麗な砂浜と紅葉の桜の並木。
南傾斜の畑に梅の樹、住民の家がポツポツと・・・向洞爺の風景だ。
ぶらぶらしていると与謝野鉄幹晶子夫妻の歌碑があった。
昭和6年6月北海道大学での講演の帰途洞爺に立ち寄り2泊しホテルの蒸気船で向洞爺を訪れたとのことだ。
その時 詠まれている歌が・・・
船つけバ 向洞爺の桟橋に 並木を出でて 待てるさとびと 寛
山畑に しら雲ほどの かげらふの 立ちて洞爺の梅桜咲く 晶子
向洞爺を後にして左岸廻りで一周することにした。
仲洞爺あたりの道は木々に覆われている。紅葉のピークは過ぎたとはいえ光を受けた木々はまぶしく輝いている。
高台にある壮瞥公園に寄った。春は梅の花と残雪の羊蹄が観られる絶好のポイントなのだ。

壮瞥公園から中の島を望む
噴煙が僅かになった昭和新山
洞爺湖温泉に来た。大きなホテルの並ぶ市街地は苦手、少し離れ高台から洞爺湖の全貌を眺めながら小休止となった。
観光バスで溢れる若狭いも本舗でお土産をゲットし、残りの半周を巡り帰途についた。

向洞爺側からホテル群と有珠山、左端に昭和新山
MEMO 札幌西岡〜中山峠〜洞爺湖 約2時間
洞爺湖一周約1時間 本日の走行250K